喜怒哀楽書房について

新潟で本をつくる小さな会社より愛を込めて

抱きしめていただける本づくりをめざして

この度は、何かのご縁あって、このページをお読みくださいますことを、心よりうれしく思います。
当社の成り立ち、そして私たちの想いをお伝えしたいと思います。

はじめまして

当社は新潟の飛行場のほど近くで、皆さまの書き溜めた、思いの詰まった作品を句集・歌集を中心とした「本」という形にするお手伝いをさせていただいている会社です。

(株)ミューズ・コーポレーションという会社なのですが、その会社の中で自費出版部門を「喜怒哀楽書房」と銘打って取り組んでおります。少々ややこしくてすみません。

なぜ製本屋さんが本づくりを?

「喜怒哀楽書房」の母体である(株)木戸製本所は、昭和24年の創業以来、60年以上にわたって情報を本や雑誌、パンフレット等に加工するという製本業を生業として本に携わってまいりました。

本に携わる会社として、昨今の活字離れ、本離れには以前より危惧を抱いておりました。パソコン、インターネットの普及により、情報伝達の方法が変わりつつある現在ですが、だからこそなお、本でしか伝えられない良さーー手触り、あたたかみ、デザイン、一冊ごとの個性、ページをめくる音、インキのにおいーーを改めて感じております。

本という文化を衰退させないためにも何かできないだろうか。それならば、加工するだけでなく、こちらから情報を発信し本を作って提供していこう! と、(株)木戸製本所内に個人の自費出版部門を立ち上げたのが2002年のことでした。

母の遺稿集

それと前後して、きっかけとなる出来事がありました。私ごとで恐縮ですが、 2001年9月の母の死です。当時何を思ったのか、母のよすがとなるもの、 母が生きてきた軌跡をなんとか作りたいと思い立ち、訳もわからぬまま、無我夢中で原稿を依頼し、 自分でも心に残る様々なことを綴りながら約3ヵ月後の12月に一冊の本が完成しました。 それが「忘れな草~大好きな奈那子さんに捧ぐ~」という当社の本、第一号です。

母の写真も私宛ての手紙もすべてこの一冊に入れましたから、いつでもここに立ち返れば母がいる、 母が詰まっています。正常な時間の流れではなかったからできたことかもしれません。今見れば、稚拙な本です。
でもこの本を作ったことを、本当によかったと思っているのです。
そして一人になった父が誰よりも喜び、感謝してくれました。 父はよく涙しながらこの本を抱きしめて寝ていた、というのは後で耳にしたことです。

生きているうちに

そのときの想いから、一人でも多くの方に「この本を作って本当によかった」。 そう思える、世界で一冊の「抱きしめていただける本」を作っていただきたい、 というのが当社の願いであり、そのような本をつくるお手伝いをさせていただくことが使命だと思っています。 それも、変ないい方かもしれませんが、生きているうちに…。

これまでの日々は財産です。

皆さまが生きてこられた大正~昭和の日々は日本の激動の時代だったと思います。そんな時代の中でも、 お一人おひとりがいろいろな想いを持って綴られた作品は、 各々のキャリアや作品の量は違うとしても、かなりの数になっていることと思います。

それらの作品は、皆さまの日々の想いであり、その時々の足跡、つまりは生きてきた証です。 その日々の財産を、そのままに散逸させておかれますか? それは大変もったいないことだと思います 。一冊の本としてまとめ、形にすることで往時をいつでも携え、来し方を振り返ることができます。 ご本人も、そして子々孫々までも…。

一時代を築かれた皆さまだからこそ実感として語ることのできる想い。その想いを、 ぜひ後世に残していただきたいと思うのです。想いは、残さなければいつかは消滅します。 それでいいという方もいらっしゃるでしょう。

人間の欲求

でも、人間の欲求としてやはり何かを残したい、という想いはあるはずです。 それが工芸品であれ、石碑であれ、建物であれ、その大小にかかわらず、 いつかは壊れたり風化することもあります。ただ、本は「紙碑」と言われるように、 後世への文化的遺産であり、国立図書館に納本すれば永久に保存されるものです。

「喜怒哀楽書房」って変な名前?

その後自費出版部門は、2003年10月10日に(株)木戸製本所より独立して、 (株)ミューズ・コーポレーション 喜怒哀楽書房として新たな一歩を踏み出し、現在に至るわけですが、 毎日がまさしく喜怒哀楽の日々です。

「喜怒哀楽書房」ですので、本を作っている会社なのだろうとは思っても、 何ともいえずおかしな名前だと思う方も少なからずいらっしゃるようです。

実際に、「俳句は格調高いもの。どれだけ言わずして想いを表現するかという短詩系文学なのに喜怒哀楽とは…」 とか「人生いろいろみたいなおもしろおかしい社名は自分の本に合わない」、 「喜怒哀楽とは少しよくばり過ぎ?」…などという声も頂戴しております。 逆に「とてもいいネーミングね」と言ってくださる方もいらっしゃるのですが。

日々の喜怒哀楽を形に

でも、ここには日々の「喜怒哀楽」を生きた証に本として残していただきたい、 という当社の想いが詰まっているのです。ほんの一握りの人だけが実現できるのではなく、 普通の人が人間として普通に持つ、自分の生きた証を残したい、という欲求への答えとして。

ただ困ったことに、一人でも多くの方に「抱きしめていただける本」を提供したい…とは思っても、そのような想いを抱いている方がどこにいらっしゃるのか、 わからないのです。

大手の出版社でもないので、そうそう宣伝費もかけられません。ですから、これをお読みくださり、 当社の想いに共感くださる方、そのようなあなた様こそ、当社とご縁のあった方なのです。

これからの夢

まだまだ、間違いなく吹けば飛ぶような会社ですが、そうはいっても、夢はあります。 この大好きな新潟の地に、自費出版の製本工房と図書館を作ることです。 全国からご自分の作品を持って新潟を訪れ、自分の想いを残すために、 自らの手で本を作る工房と、それを保存する図書館です。

そんな当社の理解者を増やすために、しなければならないことはまだまだ山積みです。 一人でも多くのお客さまに「予想した以上の出来映えだった!」と喜んでいただけるように、 大手ではなしえない、かゆいところに手が届くような会社になりたいと思いつつ、 これからもコツコツと仕事を続けていきたいと思っています。

長い間、お読みいただきありがとうございました。以上で当社の自己紹介を終わりますが、 お互いを知ることから、対話・コミュニケーションは始まります。次回は、 あなた様のお話・物語をお聞かせください。お待ち申し上げております。

株式会社ミューズ・コーポレーション 喜怒哀楽書房
取締役 木戸敦子

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