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    何事も15分前行動の金子時間を持ち、整理整頓、環境美化は天下一品。早朝に畑仕事を済ませ、向学心あふれ…
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  • 広告畑から装丁の世界へ。人のぬくもりが感じられる仕事ができ、毎日とても充実しています。
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喜怒哀楽25号 4月10日発行

笑顔礼讃 「ながれ 第十号」江戸川歴史同好会さま
「ながれ 第十号」江戸川歴史同好会さま (東京都江戸川区)
歴史を学ぶ楽しさ、皆さんにおすすめしたい
今年1月、研究紀要 三十周年記念誌「ながれ 第十号」の編集委員を務めた小松崎輝子さま、斎藤房子さま、市川千鶴子さまのお三方にお話を伺いました。

Q江戸川歴史同好会の成り立ちから
A 小松崎/区主催の成人学校で歴史を学ぶ講座があり、その後も引き続き勉強しましょうということで1976年(昭和51)に会が発足し、今年でちょうど30年になります。元都立高校教諭で『将門風土記』『鉄と俘囚の古代史』等の著書もある歴史研究者、柴田弘武先生の指導の下、江戸川区在住の主婦を中心に現在は20名ほどのメンバーで毎月2回、日本の古代史を中心に学習しています。また、講議の内容や当時の出来事なども当番を決めノートに記録しています。

Q「ながれ第十号」を発行しようと思った経緯は?
A 九号は『風土記』と逸文まで読了し、まとめました。その後『平安京』『空海』の学習を経て2002年から『日本書紀』に立ち向かっています。今回はまだ学習の途中ですが、30周年の節目に中間学習発表としてまとめました。

Qよくこれだけのものを書かれますね
A 市川/前号より5年経ち、新年会の席上で「今年は絶対出しますから」と小松崎さんがご神託を下したわけですが総スカン。皆さん書ける人ばかりなので、下手なものは出したくないわけ(笑)。テーマの選出に始まって、もう一度現地に足を運んだりと書くまでが億劫。それに十号は日本書紀だから格調高いものにしたいなんて言ったので、一同シュンと…(笑)。小松崎/「なんでこんな暑いときに原稿書くのよ〜」「でも寒い時期に依頼したのよ」…等々いろいろありましたが、それでも内容充実、全員参加の文集となり大満足です。斎藤/私は先生にこれだけのこと教わっているのだし、ただ口で「よくわかりました」と言うのではなく「私たちはこのように学ばせていただきました」という意味でまとめることは先生への礼儀じゃないかなーと。

Q周囲の反応はいかがでしたか?
A 市川/私が印象的だったのは友人の元校長の言葉です。「僕たちはわかっていてもこのことは生徒に教えられなかった。こういうことを教えたかった」って。あと他の友人は「よくやるわね。そんなこと大学のゼミでしかしないわよ」って(笑)。小松崎/「自分のテーマを持って書いている方もいて感心した」という声も。

Qそもそもなぜ歴史を学ぼうと?
A 小松崎/塗りつぶした教科書で学んだ世代ですので、もう一度歴史を正しく学びなおしたいと。会に入って今まで知らなかったことの多さに驚いたり、目から鱗の落ちるようなことが度々ありました。

Q例えば?
A 小松崎/歴史は書物をそのまま受け取りがちですが、ウラがあるっていうこと。今学んでいる『日本書紀』も戦前は本書を唯一絶対のものとして、書かれていることに疑問を持つことさえ禁じられていました。いわゆる皇国史観です。でもこれは天武系奈良朝廷の歴史認識がそこに反映しているわけで、その視点を見失うと間違いを犯します。ですから、ただ本文を読むだけでなく字面の背後にある歴史認識をできるだけ読み取るように先生の指導の下心がけています。おかげで、みんな額面どおりには受け取らない、素直じゃない性格だけは培われました(笑)。市川/それはあります。鵜呑みにすることは危険なので、大事な視点です。今の情勢もなんだか悪い方向に進んでいるような気がして。だからって自分たちで行動しているわけではなく、せいぜいこれを書くことぐらいなのですが。斎藤/”歴史を大切に扱う“ということは”今を生きる人間を大事にすること“だと思います。まずは自分の根っこを知らないと。これは学校では教えてくれない。歴史の中から自分の考えも含めて種々のものがうまれてくるわけで、「歴史は学んだ方がいいわよ」って勧めたいですね。

Qメリットはたくさんあるのですね
A 小松崎/私は自営業なので木曜日の2時間がとても貴重で、学んでしゃべって、いつもすっきりして帰ってきました。斎藤/子どもが高校を卒業したら時間ができて、でもパートで忙しいときは休みがちだったり。知らないことを知るのは本当に楽しいし、この会は「歴史を学ぶ」という共通のテーマがあるから、子ども・亭主の自慢話などの話題はほとんど出ませんね。市川/愚痴なら出るとか?(笑)たぶん皆さん向学心があって本当に歴史が好きなんでしょうね。でも歴史は学び始めると縦にも横にも学ばなきゃいけないことが次々出てきて際限がない。朝鮮の人が書いた「朝鮮語で読む古事記と日本書紀」は絶版になりましたが、漢文、原文で読むと意味が違うんだとか。そんなこと聞くと韓国の歴史も知らなきゃ…と。入手したい1冊ですね。小松崎/長生きしないとね。斎藤/今の日本書紀も裏の裏まで考えながら読んでいるので先は長いし、早くしないと生きているうちに間にあわないかもね(笑)。

事前のお電話では「お会いしても本当におばあさん達だからきっとがっかりよ」…と。歴史や学んでいるテーマに関する学会やシンポジウムがあればどこへでも馳せ参じるという行動力。「フットワークが軽いですね」の言葉に「私たち尻軽女だから、ハハハ」と切り返しもお手の物。一見フツーのおばさん(失礼!ご本人達にもそう申し上げました)が、初めて聞く人物名や史実をこともなげにポンポン出しながら会話をしている様は、完全に主婦のサークルの域を脱し「皆さんの学習熱には本当に敬服している」と先生に言わしめるほど。この知識欲と、ヨン様には目もくれず韓国の木賃宿を利用しながら古人の足跡を訪ね歩く行動力あるおばさまたち(またまた失礼!)は、なんともかっこよく、「でも目的ぐらいは高く持っていいじゃない」とおおらかに笑う姿に、この会が続く理由を見た気がしました。


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