2018年もあと1週間となりました。皆さんにとって、どのような年だったでしょうか。お正月には、今年を振り返り、皆さんの今後の人生について考え、2019年という年にやるべきことを考える時間が取れるといいですね。

さて、「親愛なる社員の皆様へ」も通巻で200号となりました。2002年7月19日に第1号を発行。当時ワタミフードサービスの社長だった渡邉美樹氏の「社長が贈り続けた社員への手紙」という本を真似て始めました。働く社員の皆さんと価値観を共有できることを目指して、当時はB5の用紙に印刷したものを給料袋に入れさせてもらいました。その後、社内報として皆さんに配布させていただいています。

当時は、仕事も増え、それに伴って社員さんも増えていきました。当社も、家業から企業へと一歩ずつ進歩している時でした。

1999年に最初の経営方針を立てました。

「お客様に満足していただくことにより 社員の幸せを実現し世の中の役に立つ会社として存在し続ける」という理念と

5つの行動指針

「感謝の気持ちを持つ」

「常に創意工夫をする」

「主体的に責任を持って取り組む」

「次工程がお客様 ―― 相手の立場に立って考える ――」

「自分の仕事は何か、全体の流れはどうなっているかを常に考える」

4つの方針

1.全員がセールスマンの意識で仕事をしよう。

2.ミスの無い仕事の仕組みづくりをしよう。

3.一人一人が能力を発揮できる仕組み作りをしよう。

4.わかりやすい会社の目標づくりをしよう。

A4の一枚の紙が経営計画書でした。

「親愛なる社員の皆様へ」を書き始めた2002年は西脇常務と二人で日創研さんの業績アップ研修に初めて参加した年で、そこから常務とは、管理者養成研修、実践ビジネススクールと続けて参加し、当社の学ぶ社風づくりが始まった年でした。

また、前年に木工センターで取得した第2工場を増築し、第2工場では2交代勤務がスタートした年でした。2002年の経営計画書を見ると、第1工場、第2工場、ODP部門(現在のミューズの前身と小ロット部門が一緒になっていた)管理部門の4部門で営業し、さらにISO9001にも挑戦取得した年でした。

挑戦しつづける集団でありたい

学ぶ、考える、動く、集団でありたい

伝える、思いやる、理解する集団でありたい

良い習慣が創り出す、良い社風の会社でありたい

2002年の社長所信に書いてあることです。考えは変わっていませんが、私の念いが足りずに、会社の成長が止まってしまっています。その経営計画書のビジョンには「2011年上場を目指す」と書いてありました。社長として、時代を見る目の足りなさ、自分の力を伸ばしていくことの足りなさに、反省させられます。

それから、16年が経ちました。2003年に(株)ミューズ・コーポレーションが独立し、製本という仕事は、印刷会社の内製化もあり、売上は2006年をピークに減少しています。本の役割も、雑誌などの多くの人に情報を伝える本は使命を終えようとし、新しい本の役割が生まれようとしています。その新しい本の役割を、私たちの会社が担っていけるように、今は踏ん張りどころなのです。

「親愛なる社員の皆様へ」は、働く社員の皆さんと同じ方向を向いて仕事をしたい、同じ価値観を持って生きていきたい、という想いで書き始めました。その方向とは、お客様の困りごとを解決することで、お客様の役に立ち、私たちも豊かになる。世の中の不便なことの解決や、世の中の「あったらいいね」を創り出していくことで多くの人に必要とされる会社となり、その結果として私たちの物心両面の幸せを実現していく。そのためには、人が当たり前だと思っている不便なことに気づく力を持ち、人ができないとあきらめている難しいことに挑戦していくことが必要です。私自身もこの200号を迎えたことで、当時の私自身の原点に戻り、挑戦するスピリッツを持ち続け、本づくりの新しい価値を皆さんと一緒に創っていきます。

200号まで制作いただいたことに感謝し、時間を作って読んでいただいた皆さんに感謝すると共に、今後もご指導いただけますようお願いいたします。

 

1月のテーマ

経営理念に基づいて仕事をしよう!

お客様に満足していただくことにより 社員の幸せを 実現し世の中の役に立つ会社として存在し続ける

当社の基本理念の最後に「存在し続ける」とあります。時代が変わっていく中で「存在し続ける」ということは、大切な価値観は守るが、事業自体は変わり続けていかないと、不可能です。

そして、世の中の役に立つ会社であるためには、働く私たち一人一人が世の中に必要とされる「いい人」であってほしいと思います。

今年、創業70年を迎えますが、新しい本づくりの価値を創り出すことで、世の中の役に立つ会社として、存続していきたいと心から願っています。