22日の日曜日午後9時は倍返しの「半沢直樹最終回」で盛り上がっていた方も多かったのではないでしょうか。中小企業経営者である私は、ドラマの随所に出てきた笑福亭鶴瓶演じる父 半沢慎之助が、土下座して自分の町工場への融資をお願いするが聞き入れられず、自殺してしまった、というシーンに切実さを感じてしまいます。このドラマの倍返しの原点は半沢慎之助の土下座だったように感じます。日本の中小企業の悲哀を感じますね。
さて、原作者の池井戸潤氏は「下町ロケット」という作品で2011年に直木賞を受賞しました。岐阜県の八百津町という田舎に生れ、慶応大学、東京三菱UFJ銀行を経て32歳で独立、コンサルタントをしながら小説家を目指します。そして、今や書けばヒットするベストセラー作家となりました。私も5冊読みました。
池井戸氏は、同じ人間として、チャンスを得られる努力の仕方について下記文章でまとめています。
・手探りでいいから、考え、悩み抜いて自分で答えを出す。
・自分の将来に夢を持てないという人もいるようですが、夢はあった方がいい。会社の中で「こういうことができないかな」というのも夢だし、たとえそれが小さなものでも嬉しいものですから。
・そして、夢があるなら、叶えるために自分を変える行動を起こすことが必要です。毎日不満ばかり言って、嘆いていて、寝て起きて、やっぱつまんない、を繰り返したって何にも変わらない。毎日30分でも勉強する時間を作り、続けてみる。
・もちろん、人によっていろんな得手不得手があり、考え方があり、過去や今の状況などの事情が違います。だからこそ、自分のことは自分で考え、分析していくしかない。
・手探りでいいから自ら探ってみる姿勢が必要だと思います。面白いことが続くことなんてありません。辛く、苦しいときは自分の未来のための修行。そう思うとプラスに考えられるでしょ。
・小さなことでもいいからまず何か1つ変えてみる。必ずそこに突破口があります。
10月は、ミューズ設立10周年。そして、木戸製本所も移転という大きな転換点を迎えます。小さな会社でも、自立し、自律できる会社になりたい。社員さんが誇りを持てる会社になりたい。お客様に夢や希望や感動を与える会社になりたい。世の中から大切にしてもらえる会社になりたい。中小企業の小さな夢かもしれませんが、今回の移転がひとつの突破口となるように、プラスに考え、悩みながら、新たな価値を生み出せる会社を目指していきます。