2月は木戸製本所、ミューズともに売上が多く、ありがたい月でした。売上高を「喜ばれ高」と言う会社があるように、お客様の役に立てた月でした。いよいよ、木戸製本所では一年の中で一番お客様に喜んでいただく月になります。普通の月の倍の仕事が入ってくるので社員の皆さんにはご負担をかけますが、成果を創り出すために全社一丸で取り組んでいきましょう。長時間勤務が続き、トラブルが発生しやすい時期でもあります。いらいらすることも多く発生します。こんな時期こそ自分自身を上手にコントロールしていきたいものです。『 いつも「ごきげん」で過ごしたいあなたへ 』というメルマガを紹介します。

【不きげんな“よし子”さんの物語】

ここにとても不きげんなよし子さんがいます。朝カーテンを開けたら、しとしとと雨が降っていました。「雨が降るなんて、なんて最悪なんだろう。朝からまったく気が滅入る!」よし子さんはブツブツ文句を言いながら、身じたくを整えます。鏡に映る自分の顔は眉間にシワが寄り、5歳くらい老けて見えます。天候のせいか、肌もくすんでお化粧ののりがよくありません。着ていく服もなかなか決まらず、出かける時間がギリギリになってしまいました。駅まで急いで走るよし子さん。でも目の前で電車の扉が閉まってしまいました。「なんなの!あの車掌!私の目の前で扉を閉めるなんて!」よし子さんのイライラは頂点に達します。次の電車を待つ間もイライラ。電車の中でもイライラ。混んだ電車でぶつかってきた人を思い切りにらんだら、相手からもにらみ返されて、ますます腹が立ちました。ちょうど目の前の席が空いてやっと座ることができたとき、お年寄りがよし子さんの前に立ちました。しかし、よし子さんは寝たふりをして、とても席をゆずる気にはなれませんでした。よし子さんはこう思いました。「ほんとうにいやなことばかり起こる。今日はなんて最悪なついていない日なのかしら」

【ごきげんな“はな子”さんの物語】

ここにとてもごきげんなはな子さんがいます。朝カーテンを開けたら、しとしとと雨が降っていました。「今日は雨降りなんだ。じゃあ、コートと傘を用意しなくちゃね。それにしても最近はよく雨が降ること!」いつもどおりごきげんに出かける準備をしているはな子さんですが、気づくと時間がギリギリです。お化粧もそこそこに駅まで走ります。息をはずませてホームにすべり込みましたが、目の前ではな子さんが乗るはずだった電車の扉が閉まってしまいました。「わあ!残念!」とはな子さんは思いましたが、電車を待つ間にiPodを取り出し、好きな音楽を聴いて、気分を変えることにしました。混んだ電車では、みんながイライラしているように見えます。はな子さんはまわりの人にぶつからないように気をつけていると、次の駅で、はな子さんの目の前の座席が空きました。はな子さんは、近くにいたおばあさんに声をかけて、「どうぞ、座ってください」と言いました。今日もいろいろなことが起こりますが、はな子さんは、それと関係なく、自分のごきげんを自分でつくりだし、ごきげんな1日をスタートさせました。

不きげんなよし子さんと、ごきげんなはな子さん。同じことが起きているにもかかわらず、ふたりの「きげん」は違います。どちらが幸せな人生を送ることになると思いますか?

【ごきげんは人生の宝物】

ごきげんな状態は、「判断」「選択」「行動」「健康」など、あらゆる人間としての機能を高めてくれる心の状態です。ですから、ごきげんでいれば、チャンスも増えるし、結果も出やすくなるし、幸せを感じやすくなるのです。だから、はな子さんのようにごきげんで過ごすことは、人生に与えられた大きな宝物なのです。そして人は、自分次第でいくらでもきげんよく過ごすことができるはずなのです。しかし、ほとんどの人はこんなふうです。「きのう、あの人が私にこんなことを言った。ほんとうに不愉快でたまらない。あの人のことを思い出すたびにムカついて、夜も眠れなかった。」確かにそのとおりなんでしょう。配慮のないことを言った「あの人」が悪いのです。でもきげんが悪くなって、損をしているのは世界中でただひとり、あなただけなんです。もし自分のきげんが悪くなって、それで相手が眠れなくなるなら、不きげんになったかいもあろうというもの。でもこの世にそんな仕組みはありません。他人のせいや、ささいな出来事のせいでごきげんを手放してしまうのはあほらしいと思いませんか?「ごきげん道」でいちばん大事なことをお伝えしましょう。天気や、電車や、カフェの店員や、人の態度に振り回される損な生き方をやめる方法です。「自分のきげんは自分でとる」とにかくまずはそう思ってください。そうすれば、気づくはずです。「思う」だけで不きげんな状態が少しごきげんに傾いたことに。この「少し気分がよくなった」感じに気づくことが大事なんです。これを繰り返すうちに、脳は覚えはじめます。「思うだけで気分がよくなるのかあ」と。すると、この思考が習慣化し、意識しなくても自然に「ごきげん」をつくりだすようになります。これが「ごきげん道」の原理です。とはいえ、みなさんが期待するように、超不きげんな状態から超ごきげんな状態にいきなりワープできるということではありません。私たちの脳と心はとっても複雑に精密にできているからです。少しずつ、少しずつ脳に覚えこませ、「ごきげん」のほうへ傾けていくしかありません。

『 自分を「ごきげん」にする方法』より抜粋(サンマーク出版)