暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか。自己管理が大切だ、といつも言っている私ですが、TT研修の宿題に追い込まれて、少々体調を崩してしまいました。全身ジンマシンを発症し不気味な痒さに苦しんでいました。暑い日が続き、寝不足や水分不足などで体が弱ると、思いもよらぬ体の変調が出てくるので、やはり、自己管理しっかりするしかないですね。
 当社の年度末まで、残すところ1週間となりました。
 今期、木戸製本所は50期という節目の年でした。昭和24年に創業者の木戸新太郎が創業し、昭和41年に法人設立、半世紀にわたり会社として存在し続けてきました。下旭町から津島屋への移転、オイルショック、得意先の分裂、事業承継、お客様の内製化による売り上げの急減、そして、一昨年の工場移転と、いろいろなことがありましたが、企業の寿命20年といわれる中で、ほぼ毎期黒字決算をしてきたことは、本当にありがたいことです。社員さんの献身的な仕事への取組みとお客様に恵まれたこと、そして時代にも支えられ、運にも恵まれ、続いてきました。誠実に仕事に取り組んできたことと、その仕事から生まれたお客様の信頼、また、良いときもおごることなくお客様への感謝を忘れることなく、本づくりの裏方を支え続けた結果だと感じています。
 籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人、ということわざがありますが、人には、その人の適性に沿ったそれぞれ役目があり、どの人も立派に役に立っている、現代ではそういう意味でつかわれています。イチローが大リーグという大舞台で活躍できるのも、大勢の裏方のスタッフに支えられているからですよね。世の中にはいろんなポジションで働く人がいて、そういう人たちの仕事の結集が、一つの大きな成果となるという意味にも捉える事が出来ます。世の中にはいろいろな仕事があり、華やかなスポットライトが当たる仕事もあれば、そうではない仕事もあります。お客さまから直接喜びの言葉をいただける仕事もあれば、そうではない仕事もあります。ものづくりを実感できる会社もあれば、そうでない会社もあります。大切なのは、私たちの仕事が世の中に存在することで、誰かの役に立っていることを実感でき、働く私たち自身が自分たちの仕事に誇りを持ち、社員の皆さんと一緒に仕事ができることに感謝することだと思います。本は私たちが最終仕上げをしないと本になりません。より良い本、より時代を先取りした本を作るために、腕を磨き、新しい情報に敏感になり、学び続けていきたいと思います。
 そして、時代は変わっていきます。昨日まで必要とされていた仕事が、明日も必要とされる保証はありません。世の中から必要とされる仕事のみが世の中に存在することを許されます。しかし、必要とされる仕事の中でも、会社によっては必要とされる会社と必要とされない会社に分かれます。同じ商品を売っていても、人の対応が違い、商品の管理が違い、商品をアピールする力が違うことで淘汰される会社もあります。商品づくりも、サービスも、ものづくりも、行っているのは人です。ですから、人が育つ会社に皆さんでしていきましょう。
 最後になりましたが、本年度も社員の皆さんには、大変お世話になりました。
 木戸製本所では「ものづくり補助金」の審査に通り、新商品開発がようやく動き始めてきました。また、仕事も多くいただくことができ、昨年と比べ5パーセント以上売り上げを伸ばすことができました。
 ミューズは、会社設立11周年を迎え、自社ブランドの出版『詠み人のエッセイTSUMUGU』を発行しました。
 そして、新しくGiHが誕生し、現状の強みである印刷製本を活かしたプラットフォームビジネスの会社が誕生し、新しい文化が社内に入ってきました。
 時代は変化し続けます。存在し続けるためには、変わり続けることが必要です。そして、時代の先を読み、私たちが挑戦していくことで、未来が見えてきます。
 8月1日から始まる次年度も、難しい、新しいに挑戦する一年にしていただけるよう、お願いいたします。