今年もあと一か月になりました。一年が過ぎるのは早いものです。今年は皆さんにとってどのような年でしたか。また来年がよりよい年になるように、自分自身の一年も少し振り返ってみてください。
 私にとっての2015年は、学ばせていただいた一年間でした。このような時間をいただけたことに、皆様に感謝いたします。しかし、学ぶことが多すぎて、まだ、消化しきれていない部分が多くありますので、これから、少しずつ自分自身の腹に落としていくために、皆さんに伝えていきます。
 今年、日創研さんで学ばせていただいたTTコース(企業内インストラクター養成コース)は、全部で3日間の講座が8カ月間に9回、その間にも選択のセミナーが何本かあり、文献レポート(課題の書籍を読み原稿用紙17枚にまとめる)が13冊あったり、講義レポートがあったり、プレゼン実習など、常にぎりぎりの状態で8カ月を過ごします。というか、今週の木曜日から、最終講があり、その経営方針発表の準備で、現在もやばい状況です。プレゼンで、自分自身と直面し、文献を読みながらも自分自身と直面します。そして、ぎりぎりまでやっている自分とも直面し、やるにはやるがやっつけで終わらせている自分とも直面します。ああ、日常もこんな風にしていたよな、皆さんにずいぶんと迷惑をかけているな、と反省させられたりしました。まだまだ、改善できていませんが、今後、改善してまいります。
 結局、何を学んでいるのかというと、最終的に「あなたは、たった一回しかない人生を、どう生きますか」「そして、あなたの会社は、何のために存在し、どんな社会貢献ができる会社にしていくのですか」をずっと問われているように感じています。
 このようなセミナーに参加しなくても、自分の使命を明確に持ち、社会の為に一所懸命生きている人もいます。そして、素晴らしい会社を創っている人もいます。しかし、そういう人は、たいていの場合、過去に人とは比べ物にならない苦労をしたとか、病気をしたとか、貧乏をした、という経験を持っています。普通は、そこそこ幸せで、そんな難しいことを考えなくても、今のそこそこの幸せが続けばいいよね、と考えている人が多数です。私も、そこそこ幸せだし、会社もまずまず信用されているから、いいかな、という考えがあったと思います。
 しかし、当社は若い人が多く働いている。子供も育てていかなくてはいけない。製本という仕事も、だんだん儲からない仕事になってきた。そして何よりも、働く皆さんが、毎日、ワクワク働いているか、充実感を持って仕事ができているか。世の中の役に立っていることを実感し、この仕事をしていることを誇りに思ってほしい、という、今までは表面的であったこの思いが、少しずつ固まってきています。
 人は、出会うべき時に、出会うべき人に会う、と言われていますが、私も56歳という遅い年齢でこのような思いになっているというのは、経営者として皆さんにお詫びせねばなりません。しかし、ここでこのような考え方になれたことも、私にとっては幸運であったと思います。
 私たちの会社は、「本づくりを通じて社会貢献していきたい」「本づくりの楽しさを伝えていきたい」という使命を持って仕事をしていきます。伝えたい情報や伝えたい思いを一冊の本に仕上げています。それは、企業の大量の情報もあれば、個人の一冊だけのフォトアルバムかもしれません。しかし、紙でなければ伝えられない思いを、しっかりと伝える本づくりをしていきます。これからますます情報は電子化されていきますが、本でしか伝えられない情報や思いは何なのか、皆さんと考えていきたいですね。
 そして、今までは製本という狭い範囲が得意分野でしたが、今後はデジタル印刷も当社の得意分野になり、そして、GiHの本を作る仕組みも当社の強みとしていけます。デジタルとアナログを融合した本づくり教室などを開催し、本づくりの楽しさも伝えていきたい。働く社員さんの夢がかなう高収益な会社にもしていきたい。一人ひとりの社員さんが、自分の人生を楽しめる会社にしていきたい。そのために、皆さんで、10年先の当社のあるべき姿、どんな商品を誰に提供していくのか、そのために今何をしなければならないのか、一緒に考えていきましょう。次回の全社ミーティングは1月30日の予定です。楽しみにしています。また、12月には皆さんと個人面談も実施させていただきます。一緒にいい会社を創っていきましょう。