3月です。木戸製本所は一年で一番稼ぐ月になります。社員の皆さんには、ご負担をかける月になりますが、一番お客様に評価される月でもあります。安全に細心の注意を払い、健康に十分注意して、お互いに協力できるように、笑顔を大切にして、今年の3月を乗り越えていきましょう。皆様のご協力をお願いいたします。

3月のテーマ
積極的に行動しよう!
 「やったほうがいいけど、ちょっと躊躇してしまう」という経験が皆さんにはあると思います。私も、公共交通機関に乗っているときに、座っている自分の前にちょっと年配の人が立った時、「俺一人だけいいカッコして周りの人はどう思うかな」「席を譲って断られたらどうしよう」などと考えているうちに、隣の人が席を譲り、罰の悪い思いをしたことがあります。思い立ったらすぐに行動しておけば後悔しないのですが、行動しなかったことに後悔してしまいます。「うまくいかなかったらどうしよう」「これ、前に失敗したな」などというネガティブな自分の心の中のつぶやきに影響されることなく、すぐに行動することで、新しいチャレンジをしていきましょう。

3月の方針
毎日のルーティンを確立しよう!
 3月は、積極的に行動しようというテーマですから、何か新しい行動を始めましょう。
 皆さんはルーティンを意識して行動していますか。ルーティン(routine)とは、辞書で調べると「決められた一連の動き、決められた一連の動作」となっています。この動作を何かに取り組む際に毎回すると、物事に集中出来るという行為がルーティンです。スポーツの選手はよく行っています。皆さんもご存知の五郎丸選手。五郎丸選手のキックの際のルーティンの流れは
 ①ボールの感触を確かめながらボールを2回まわしてセット。
 ②助走は後ろへ3歩、左へ2歩。
 ③右手でボールを前に押し出すイメージの動作。
 ④下半身の力を抜く意識をする動作。
 ⑤キックの瞬間、前方へ体重移動。
 五郎丸選手はこれを代表のメンタルコーチと一緒に作り上げたようです。五郎丸選手だけではなく、イチロー選手もバットを目の前に出して袖を引っ張るポーズをとります。ゴルフはルーティンのスポーツなどと言われています。
 2008年に北京オリンピックで8個の金メダルを獲得して、1大会での金メダル獲得数の記録を作ったアメリカ代表の水泳選手、マイケル・フェルプスを覚えていますか。フェルプスは9歳の時にADHD(注意欠陥多動性障害)の診断を受けます。しかし、理解ある母親と素晴らしいコーチとの巡り合いで才能を開花させます。彼はルーティンを活用することで、どんな状況でも実力を発揮する方法を知ったのです。彼の試合までの行動は以下の通りです。
 ①試合の2時間前に会場に入り、正確に決まった手順でスト  レッチとプールでのウォームアップをこなす
 ②体を乾かし、イヤフォンをつけてマッサージテーブルに座る  (決して横にはならない)この瞬間から彼とコーチは一言も  言葉を交わしません
 ③試合の45分前に競技用の水着に着替える
 ④30分前にウォームアップ用のプールで600〜800メートル  泳ぐ
 ⑤10分前に控え室に入り、ベンチに座る。両隣には誰も座らせ  ないように、片方にタオル、もう片方にゴーグルを置く
 ⑥試合の呼び出しがかかるとゆっくり飛び込み台へ歩いてい  き、2回だけストレッチをして右のイヤフォンを外す
 ⑦名前を呼ばれると、左のイヤフォンを外し、飛び込み台に左  側から上る
 ⑧飛び込み台を拭いてから立ち上がり、手で背中を叩くような  格好で腕を振る
以上ですが、フェルプスはずっと前からこのルーティンで試合に挑んでいたのです。
 では、私たちがこのルーティンを日常生活に活用するには、どうしたらよいでしょうか。
 トップアスリートは「望みの結果を出すため」ルーティンを行っています。五郎丸選手の場合はキックの成功、イチローの場合はヒットを打つため、フェルプスは速く泳ぐ、みんな目標があって、それを果たすためにルーティンをしています。
 私たちは、家庭で幸せな時間を過ごすために何かルーティンを行うと、今日という一日がHAPPYな一日になるかもしれません。会社でいい仕事をするために、何かルーティンを行うといい成果を創り出すことができるかもしれません。チームとして協力して仕事ができるように、機械が順調に動くように、お客さまと楽しい会話ができるように、毎日行う、新しい行動を、新しいルーティンを始める3月にしましょう。
 最後に、私たちは、幸せになるために、この世に生まれてきています。「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」という有名な一節があります。この一節は、幸福というのは待っていればやってくるものでもなく、何かが自分を幸福にしてくれるのでもなく、自分で行動し、自分から求めるものだと説いています。確かに、私達は幸せになりたいと願いつつも、「いつか幸せになれる」、「誰かが幸せにしてくれる」と、幸せを待ってしまっているのかもしれません。待っているのではなく、行動を起こすことで、皆で幸せになりましょう。