今年は4年に一度のdrupaという展示会の開催年で、西脇常務と私はドイツのデュッセルドルフへ出張させていただきました。drupaは1951年に第1回が開催され、今年で16回目を迎えました。印刷産業のオリンピックといわれるdrupaですが、今年は世界50か国から1800社が出展しています。私は2000年のdrupaに初めて参加、その後、2008年、2012年、今年が4回目でした。私にとって、2000年のdrupaはデジタル印刷の始まりのdrupaに感じられるとともに、今年2016年のdrupaはオフセット印刷の終わりの始まりという印象を受けました。デジタル印刷の始まりから16年たってもデジタル印刷はまだまだ主流になっていないのですから、オフセット印刷の終わりの始まりといってもしばらくはオフセット印刷が主流ではあると予測できます。しかし、出展内容や出店スペースでも、断然デジタル印刷の勢いが勝っている今年のdrupaでした。

当社では、15年前から、デジタル印刷、そして、そのデジタル印刷に対応できる小ロット製本に取り組んできていますが、今後の当社の強みとして、デジタルに対応できる仕組みを育てていく必要を強く感じます。印刷では印刷をずっとやっている会社には勝てないかもしれませんが、「デジタル印刷プラス製本」までのブックメイキング(本づくり)では日本一になることも可能です。さらに、当社では編集や制作という力もあります。そして、新たに本づくりのシステムづくりもできるようになってきています。

将来は「本づくりのプラットフォーム」をつくっていけたらいい、と考えています。「本づくりのプラットフォーム」とは、本づくりのことなら何でも解決できるグループをつくっていく、ということです。

プラットフォームとは、駅のプラットフォームのことですが、いろいろな所へ旅立つ人は、駅に行き、それぞれの列車が発車するプラットフォームに立ち列車に乗り込みます。それぞれのフォームから、いろいろな方向の列車が発車し到着します。いろいろな地に旅立つ人たちの問題解決の場であり、多くの人が集まるので、旅人の問題を解決する店もでき、ますます人が集まってきます。

私たちのグループでも、本づくりのいくつかのプラットフォームがあり、本づくりの問題解決をしたい人が集まってくる「駅」が作れたらいいと考えています。自分の本をつくりたいという個人出版、こんな本はどんな印刷製本をしたらいいのか、自動で本が作れるシステムをつくりたい、これらの問題解決は現在の私たちのグループで対応できていることですが、今後は本づくりの機械や材料の販売事業、本づくり教室といった文化事業なども取り組んでいくことができると思いますし、他にも本づくりに関連した事業に取り組んでいけたら楽しいと思います。

そんな将来の「本づくりのプラットフォーム」を目指して、

次年度の方針は

2016〜17年度方針(案)  <強みをより強く>

難しいに挑戦することで強みをより強くしていこう

  1. 強みの源は人です 学ぶ社風をつくろう
  2. 強みを発揮できる環境を整えよう
  3. 一人一人の強みが発揮できる

チームワークとコミュニケーションの強化

  1. 次世代の強みづくりに向けた挑戦
  2. 強みの見える化 生産性を上げていこう

以上の5つです。本づくりの楽しさを伝える会社、ブックエンターテイメントを目指して、成果を作り出せる次年度にしていきましょう。

 

7月のテーマ

ありがとうが集まる会社にしよう!

私たちの会社が、世の中で存続できているのは、お客様から「やって当たり前!!」と言われるような仕事をしてこなかったからです。私たちは多くの場合「有り難い」仕事をしていると考えられます。「この品質をこの価格で」「こんな短い納期で、こんな難しい仕事を」「ここまでやってくれるの」「予想以上の出来栄えだ」という仕事をさせていただいて、今があります。そしてこれからも、お客様に「素晴らしい本ができた、ありがとう」「ここまでやってくれてありがとう」と言っていただける、お客様の立場を考えた、お客様に喜んでいただける仕事をしていきたいものです。今月は当社が「ありがとうが集まる会社」になるためどのように進化していったらよいのか、皆さんで考えながら朝礼に臨んでいただけるようお願いいたします。

 

7月の方針

自分の将来を考えよう!

そして次年度の自分の目標を決めよう!

7月で当社はいよいよ決算を迎えます。8月からは新年度が始まります。新たな気持ちで新年度を迎えたいですね。私たちの仕事に向かうエネルギーの源泉は、一人一人が幸せになりたいと強く思うことから始まると思います。将来の夢や目標を明確にしていくことで、次年度の目標も明確にしていきましょう。