今年の夏の甲子園では、新潟明訓高校がベスト8と、昨年の日本文理に引き続いて楽しませてくれました。新潟明訓高校は報徳学園に1点差で負け、報徳学園は優勝した沖縄の興南高校に1点差で負けていますから、大健闘といっていいのではないでしょうか。新潟県勢は2年連続でベスト8に残り、新潟の高校野球のレベルも上がってきたとうれしく感じます。昨年の日本文理高校も今年の明訓高校も、毎週のように週末は県外の強豪と練習試合をしてきたと聞きます。選手も監督も、そのチームを支える多くの人たちが休みなしで野球一筋に取り組んできて、ようやく掴み取った結果なのでしょう。選手も監督も休みは休みたいと思います。その他大勢の高校の野球部は「そんな大変なこと俺たちはできない」と見ているのではないでしょうか。しかし、日本文理にしろ明訓にしろ、毎週末バスに揺られての県外遠征は当たり前のこと、他校にとっての非常識が、結果を残した2校にとっては常識なのです。
ミューズの今月のマーケティング勉強会は『サービスの底力』(相澤賢二著)でした。著者の相澤さんはホンダの自動車販売店の社長として、10年以上連続で顧客満足№1を達成しています。5Sならぬ30Sという独自の仕組みを作り、会社に茶室をつくって女性社員のしつけをしたり、朝の掃除は始業前1時間をかけて行なうなど、他社にとっては「そんな大変なこと俺たちにはできない」ということを当たり前のこととして行っています。つまり、「会社の常識」のレベルを上げているのです。
当社でも、他社から見ると「非常識」ということを普通に行っていることもあります。製本業でISOを取得している会社は新潟にはないですし、シフト勤務や「理念と経営」勉強会も他社にとっては「非常識」と見えるかもしれません。ミューズで発行している「喜怒哀楽」だって、隔月で16ページの情報誌を発行できる会社なんてそうはないのです。毎日お客様にお手紙を書いている会社だってそうはありません。いい意味での会社の常識のレベルを上げていくことが大事なのですね。
私たちの会社には、逆に悪い意味で他社から見て「非常識」もあるかもしれません。まだまだ、ルールが守られていない部分があったり、ルールさえも不明確な部分があったりします。お客様に対しての対応や、製品に対しての扱いなども、他の業界から見たら悪い意味での非常識になっている部分も多くあるかと思います。製本業だから、現場の人間だから、制作の人間だから、電話はお客様から見えないから、ではないのです。良いサービス、良いモノづくりのために、より高いところを目指して、自社の「常識」のレベルを上げていきましょう。そのために、常に自社以外の事例を勉強し、今日の行動や結果に疑問を持ち続けることが必要ではないでしょうか。事例を勉強するためにはぜひ「理念と経営」を活かしてほしいと思いますし、毎日の報告では、計画と結果、つまり、あるべき姿と現状のギャップの原因はどこにあるのか、を報告するように工夫してください。
他社から見て「そんなことできない」を、自社では普通にやっている。そのレベルを上げていくことが、良い社風をつくっていくことであり、その良い社風がお客様に感動を与え、そして、その結果として働いている私たちが豊かになっていくのだと思います。

9月のテーマ 報告・連絡・相談・確認を徹底しよう!

報告とは、仕事の指示を受けた相手に対し、その経過や結果を伝えることです。報告を行なうことで仕事は完了したといえます。大切なのは「事実を伝える」ということです。
連絡とは、情報を必要とする人や部署に、タイミングよく、正しく伝達することです。
相談とは、わからないことや仕事の進め方などについて、上司や同僚に助言を求めることです。相談したあとのその報告が大切です。
確認とは、「正確な仕事をしよう」「期待以上の仕事をしよう」という意識や責任感から生まれる行動です。確認に必要な時間はわずかですが、そのちょっとした手間を行なうか行なわないかの差は膨大であることをよく認識しましょう。

9月の方針 各グループでテーマを決めて無駄をなくそう!7ヶ月目

自分自身の一日の行動を振り返り、あるべき姿との差異を認識し、報告していきましょう。そのために、
①目標を数値化する
②自分自身の行動を振り返る
③差異の発生した原因を考え、改善として活かす
計画を立て、改善を出しながら、無駄をなくしていきましょう。

2010年8月23日