栃木県鹿沼市樅山町の国道293号で18日、登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み、児童6人が死亡する事故が発生した。亡くなった小学生の家族の方の信じたくない悲しい気持ちを考えると、このような事故が二度と起きないように、しっかりと対策をとってほしいと思う。
道路を歩いていたり、車で隣り合わせたときも、大型重機は恐ろしいと感じることが多い。確かに大型の重機は仕事の能率を高めていくが、使い方を誤ると凶器になる。東日本大震災後、私たちがなかなか安心できない原因に福島原発がある。原発も発電コストが安く環境負荷が少ないという利点から、推進されてきたが、事故が発生すると手に負えない状況になり、多くの人を不安にさせている。大型であればあるほど、使い方を誤ると凶器になってしまう。
私たちは便利という名の下に、もっと早く、もっと暖かく、もっと涼しく、もっと手軽に、もっと安く、と快適さを追い求めている。特に今回の福島原発の事故は私たちの便利さ快適さを追い求める生活への警鐘にも聞こえる。私たちは便利さや快適さだけではない、本当の幸せについて考え直せと天が告げているようにも感じてしまう。もちろん、仕事に就き会社も社員さんも成長していくためには高い生産性を追及していかなくてはいけない。「生産性」とは付加価値を資源(時間とか人とか設備)で割ったものなので、この付加価値というものを考え直す、時代の変換点で私たちは生きているのかもしれない。抽象的な表現で申し訳ないが、付加価値とは人を幸せにする(笑顔にする)価値なのではないか。
今日4月25日は6年前に福知山線の脱線転覆事故で106名が亡くなった日でもある。乗客の安全より電車のダイヤを守るためにおきてしまった事故だが、これも乗客の快適さを追及したための事故ともいえる。快適を追求することで、どのような最悪の事態が想定されるのか考えていく責任がある。
私たちの仕事場でも機械化やコンピューター化で仕事は快適になってきている。機械は人間と違って加減してくれないことを知るべきだし、コンピューターは人間が当然気づくことにも気が付かず指示通りに動いてしまう。常に最悪の場合どういうことがおきてしまうかを想定しながら、安全、安心を優先できる会社を目指していかなくてはいけないと、私自身経営者としての責任を強く感じる。
仕事は「悲観的に準備をし、楽観的に事に当たる」と言われている。最悪の場合のシナリオを想定したうえで対策を考えておき、いざ、仕事が始まったら、うまくいくことをイメージしながら仕事を進めていく。しかし、ことに当たるときに、一人ひとりが自分の責任を自覚し、過去の経験や予測される事態に対応できるチェック機能を果たすことで、悲劇を起こさないですむことを忘れないようにしたい。

5月のテーマ お客様の喜びをつくろう!

お客様に喜んでいただくときは、どのようなときでしょうか。「あなたがいてくれてよかった」「あなたの会社があってよかった」「本当に助かった」そんな感動を提供できたとき、お客様に喜んでいただけます。しかし、100円のものを10円で売り原価以下でお客様に喜んでいただいても、会社は継続していくことは出来ません。また、社員さんの犠牲でお客様に喜んでいただいても、それも長続きしないでしょう。お客様に喜んでいただくことは、簡単なことではないのです。どこにも無いような製品やサービスを笑顔で届けることで本当のお客様の喜びを作っていけるのだと思います。そこには、創意工夫と努力が欠かせないのです。難しいところに真のお客様の喜びがあるということでしょう。
もうひとつ忘れていけないのは「次工程がお客様」という意識です。次工程に喜んでいただける仕事のやり方を心がけ、笑顔がたくさんの会社を創っていきたいものです。

5月の方針 節電のためのアクションを起こそう!

4月は「節電を心がける」でしたが、今月は一歩進んで、何らかのアクションを起こしていきましょう。一人ひとりの小さな行動が、大きな結果につながっていきます。必要な人が必要な電力を使えるように、私たちの行動を変えていく5月にしていきましょう。

2011年4月25日