なでしこジャパンのワールドカップ優勝から1週間がたちましたが、あの優勝の瞬間の感動がまだ続いています。1981年に初めて国際Aマッチを行ってから30年目の節目の年に世界の頂点へ上り詰めたことに心から祝福を送りたいと思います。
なでしこジャパンの凱旋帰国は成田空港最高の出迎え人数と報道されていましたが、出国するときは一桁の報道陣と見送りが一人もいない中での出発でした。女子サッカーのワールドカップの話題は決勝トーナメントのドイツ戦に勝ってからようやく盛り上がってきたように思います。日本が世界ランク4位であるとか、まして、決勝までいくなどと思っていた人もいなかったのでは。しかし、優勝後いろんな情報を知るたびに、澤キャプテンをはじめ、佐々木監督率いるなでしこジャパンは偉いなぁと感じます。
彼女たちは決して恵まれた環境にない中、常にプレー機会を奪われる危機感を持ちながらサッカーをしていたこともすごい。ワールドカップの最優秀選手に選ばれた澤選手の推定年俸は360万円程度。今季、日テレから神戸に本拠を置くINACに移籍したのも、日テレから事実上のプロ契約の打ち切りを告げられたからだといいます。今大会に7人を輩出したINACはMF澤とFW大野がプロ契約で、その他はアマチュア。アマ選手の収入は企業の女性社員と同じかそれ以下とのこと。そんな環境にもめげずに、好きなサッカーを続け、世界一になるという夢を追いかけ、ワールドカップの舞台で、ドイツ、スウェーデン、アメリカの体格の良い女性たちを相手に、小さな日本人選手が勝利する。本当に勇気をもらいました。そして、あきらめずに、難しいことにチャレンジし続けることの大切さも強く感じました。
日本のマスコミには紹介されていませんが、米国メディアのインタビューに答えた記事がありますので、紹介します。
「我々のしていることは、ただサッカーをするだけではないことを、意識してきた。我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる。こんな辛い時期だからこそ、みんなに少しでも元気や喜びを与える事が出来たら、それこそが我々の成功となる。日本は困難に立ち向かい、多くの人々の生活は困窮している。我々は、それ自体を変えることは出来ないものの、日本は今復興を頑張っているのだから、そんな日本の代表として、復興を決して諦めない気持ちをプレーで見せたかった。今日、我々にとってはまさに夢のようで有り、我々の国が我々と一緒に喜んでくれるとしたら幸いです」
5回目のワールドカップで頂点に立った澤選手。この気持ちに神様がご褒美をくれたように思えます。
国内の「なでしこリーグ」は24日に、リーグを再開しました。女子サッカー人気を一過性のものに終わらせないためにも、素晴らしいプレーに期待するとともに、私たちファンも応援をしていきたいと思います。

8月のテーマ 笑顔あふれる職場にしよう!

笑顔は幸せのバロメーターだと言います。どんなに豊かでも笑顔のない家庭や社会は幸せではないし、貧しくても笑顔があふれている家庭や社会は幸せだと思います。実際に日本では3万人も自殺していますが、発展途上の国々で自殺する人は僅かです。小さなことに喜びを見出すことができるのかとも思います。なでしこジャパンのPK戦を迎える前の円陣での佐々木監督の笑顔も、失うものがない中で、延長戦を戦い抜いた満足感が笑顔をつくりだしたのではないでしょうか。
私たちが仕事をする中では、色々な感情が複雑に絡まりあい、プラスの感情よりマイナスの感情を強く感じてしまうことが多くあります。だけれど、大きな災害もなく、仕事を発注していただけるお客様がいて、その仕事を段取りしてくれる人がいて、朝早くから夜遅くまで仕事をしてくれる人がいます。あたり前のようだけど、多くの人のガンバリであたり前の日常があることを認識すれば、自然と感謝の気持ちが湧いてきて、笑顔で「ありがとう」と言えるのではないでしょうか。
小さな喜びを大切にしながら、笑顔があふれる職場、家庭を作っていきたいものですね。

8月の方針 節電、前年比マイナス15%を達成する!

思いがけず早かった梅雨明け。節電の年の大きな試練でしたが、社員の皆さんには暑い中節電に対応いただきありがとうございました。先日のニュースでも、節電の効果で計画停電は回避できる見通し、との発表もありました。耐えることも大事ですが、節電のための工夫と改善をしていきましょう。節電の知恵を出すことで、今後の仕事の生産性を上げることにもつながります。社内のムダも省くこともできるでしょう。仕事とは、昨日の延長ではなく、新たな方法を考えていくことで新たな価値を創りだしていくことです。皆さんからのアイデアで?今年の暑く節電の夏を乗り切っていきましょう。

2011年7月25日
(株)木戸製本所 代表取締役 木戸敏雄