9月20日付でミューズの金子さんが退社されました。金子さんは2004年の7月に入社され、13年間当社で仕事をされ、この度65歳になられたのを機に、後進に道を譲る形での退社となりました。株式会社ミューズ・コーポレーションは2003年10月10日に会社設立しました。その翌年、4月に新卒の新入社員を3名採用しましたが、私たちの人を育てる力が足りず、大変申し訳なかったのですが、3名とも退社されます。その時に、石山さんと一緒に当社に入社されたのです。当社の編集の基礎を作っていただいた金子さんに、心より感謝しております。

10月に、木戸製本所の小泉さんも退社されることになりました。小泉さんは2005年5月に入社され、交代班でずっと当社を支えていただきました。退社されるのはとても残念ですが、小泉さんの奥さんのお父様が経営されている会社へ入社されるとのことです。将来は社長になっていて、異業種交流会で会えるかもしれませんね。

お二人の今後の活躍をお祈りしております。

入船製本工房も開店準備から2か月がたちました。先日は、学校の先輩である凸版印刷のマーケティング部長を訪ねました。凸版印刷は売上高1兆4746億円、大日本印刷の1兆4559億円を抜いて1位です。ここで少し印刷業界の現状について再確認してみたいと思います。印刷の市場規模は5兆4159億円。印刷市場の54%が大手2社で占められています。印刷業界の売上高ピークは2010年の7.9兆円、2020年には4.6兆円まで減少すると予測されています。

印刷業界の売上減少の原因は大きく分けて二つあります。

一つは印刷物のデジタル化。大量の情報の発信が紙ではなく、安価で迅速なWebに変わっていること。そして、コピー機やプリンターのカラー化、高速化、低価格化、高品質化、つまり少量の印刷物が印刷発注されずに社内対応されているということがあります。

二つ目は出版不況であり、雑誌市場はこの10年間で半分まで縮小しています。こちらも情報伝達が紙からインターネットやスマートフォンに変わったことに影響を受けています。

私が訪ねた凸版印刷のマーケティング部長のお話でも、スマホやタブレットを使った販促サービスや、書籍や雑誌の電子販売といった電子コンテンツに力を入れている、と話されていました。

市場が縮小変化していくのは印刷業界だけではなく、10月に東京モーターショーが開催される自動車業界も、国内市場は大きく縮小していき、また大きな変化も起きています。イギリス、フランス政府が2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出していますし、アメリカの電気自動車(EV)メーカーのテスラは、すでに完全自動運転機能付きEVの「モデルS」「モデルX」を発表し、事前予約は50万台を突破、テスラの時価総額はGM(ゼネラルモーターズ)、フォードを超えたという報道もあります。

日本の自動車メーカーの三つの大きな課題、一つ目は、カーシェアリングのさらなる普及。二つ目は、ガソリン車・ディーゼル車からEVへの移行、そして三つ目は「自動運転」。どの業界もIT、IoTといった時代の潮流の中で大きな変化が求められていると思います。

時代の変化は、過去に縛られている企業にとってはピンチですが、新規参入してきた会社にとってはまたとないチャンスです。テスラモータースは2003年創業、2008年に初めて車の発売を開始した会社です。

私たちの会社の強みは68年間「本づくり」を生業として続けてきたことです。続いてきたということは、時代の変化に合わせて、仕事のやり方やお客様も変えてきました。そして、「本づくり」の領域も、製本だけではなく、印刷、編集、制作、マーケティング、システム開発、と広がっています。

印刷業の生き残りには、大量に印刷するのではなく、企画、印刷、加工、そして効果測定に至るまですべてを受注する「ワンストップ・サービス」の実行が提唱されていますし、また、「情報ソフト産業」としての機能を拡大させ、顧客のあらゆるニーズに対応していくことができれば、出版不況のこの時代であっても十分に生き残っていくことが可能とも言われています。

東京で感じることは、仕事量の減少に伴い、設備や人の少ない会社が多くなっていること。私たちの「自費出版の仕組み」や「アルバム製本の仕組み」や製本設備のシェアリングサービスである「入船製本工房の仕組み」は今後の「本づくり」の変化の中で必ず必要とされるサービスになっていくと信じています。

 

10月のテーマ

目標に向かってチャレンジしよう!

会社の資源は「人・もの・カネ・情報」と言われますが、一番大切な資源は「人」です。その人が育っていくことで、会社は成長していき、世の中に必要とされる商品やサービスを創り出し、また、多くの雇用を創り出していくことで、社会貢献することができます。人が成長していくには、どのような仕事をする力を身に付けていくか、どのような人間になりたいか、どのような人生を送りたいか、計画を立てていくことが必要です。その計画には、5年後、1年後の目標が必要であり、その目標を達成するための、月次の目標、一日の目標が必要になります。経営計画書には人生の計画と年間の計画があります。経営計画書を活用して、目標管理し、皆さん一人ひとりが豊かな人生を送ってほしいと願っています。また、13の徳目にも毎日の徳目とともに目標も記入し、その目標に対して、どのような気づきがあったのか、振り返ることで自己の成長と、会社の成長につなげていってほしいものです。半期方針は、数値での目標管理です。できるだけ数値化した目標で成長感を感じられる一日にしていきましょう。