今朝の「職場の教養」に4月23日は「本の日」ということが書いてありました。

元々はスペイン・カタルーニャ地方の習慣で、この日、守護聖人サン・ジョルディを祭り、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈る「サン・ジョルディの日」であり、スペインでは「本の日」とされているようです。

そして、スペインからの提案により、1995年のユネスコ総会で採択された、「世界図書・著作権デー(World Book and Copyright Day)」という国際デーの一つになっています。

日本では、「子ども読書の日」です。こどもの読書活動についての関心と理解を深め、こどもが積極的に読書活動を行う意欲を高めることを目的として、2001年12月に文部科学省により「子ども読書の日」は制定され、「子どもの読書活動の推進に関する法律」までできていますが、盛り上がっていませんね。

4月23日は、小説『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの命日(1616年)であり、さらにシェイクスピアの伝説上の誕生日(1564年)であって命日(1616年)でもありました。こうした4月23日の文豪との縁と、サン・ジョルディの日の贈答の風習と結び付け、1923年にカタルーニャ地方の本屋が本を贈ろうというプロモーションを始め、プレゼント用に本を買うと赤いバラを添えるようになったようです。バルセロナはカタルーニャ語・スペイン語双方の出版の中心地であったこともあり、この風習は広く受け入れられ現在まで続いています。日本のバレンタインデーとも似ていますね。

1958年(昭和33年)2月株式会社メリーチョコレートカムパニー(東京)は新宿・伊勢丹の売り場に「バレンタインセール」と手書きの看板を出したことから日本のバレンタインデーは始まりました。3日間で売れたのは30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚だけだったそうです。その後、多くのチョコレート会社が「バレンタイデーにチョコレート」の販売戦略を進めていくうちに、昭和40年代末から50年代にかけて、女性のこころを捉えて徐々に盛り上がり、今日のように盛んな行事になったとネットには書いてありました。

日本の出版界は本が売れず苦戦していますが、私たちの会社は「本づくりで世の中に貢献していく」会社ですから、バレンタインデーに学び、毎年4月23日に何かを仕掛けていき、新しい文化を創っていきたいものです。

「本の日」の「本」について、定義を調べてみました。

本は書物,図書とも呼ばれ,最も歴史が長い情報伝達の媒体である。形態的には,自然のままの(たとえば木の葉や竹),または加工した物質的材料(たとえば羊の皮,紙)を選び,その上へ文字や図を筆写または印刷したものを有機的に配列し,保存・運搬に適するよう,その材料の性質が要求する方法でひとまとめにしたものをいう。内容的には,思想または感情の伝達を目的とするもののすべてが含まれる。ユネスコが1964年,加盟国に対し行った<本及び定期刊行物統計の統一化に関する勧告>によれば,<本とは表紙を除き,少なくとも49ページの不定期刊行物であって,その国で出版されかつ一般的に入手できるもの。>

出典 株式会社平凡社/世界大百科事典

「本」という言葉にはほかにも多くの意味があります。

1 物事の起こり。始まり。「事件の―をさぐる」

「うわさの―をただす」

2 (「基」とも書く)物事の根本をなすところ。基本。

「生活の―を正す」「悪の―を断つ」

3 (「基」とも書く)基礎。根拠。土台。「何を―に私を疑うのか」  「事実を―にして書かれた小説」

4 (「因」とも書く)原因。「酒が―でけんかする」

「風邪は万病の―」

5 もとで。資金。また、原価。仕入れ値。

「―がかからない商売」「―をとる」

6 (「素」とも書く)原料。材料。たね。「たれの―」

「料理の―を仕込む」

7 それを出したところ。それが出てくるところ。「火の―」

「製造―」「販売―」

8 ねもと。付け根。「―が枯れる」「葉柄の―」  などです。

「本づくりで世の中に貢献していく」ということ。書物としての「本」づくりでの社会貢献もありますが、人としての基本や基礎としての「本」づくりで人が育つ会社でもありたいと思います。また、印刷業界はデジタル印刷への変革期にあります。変化の時代の始まりとしての「本」づくりであり、元手をしっかり稼ぎ適正利益を出せる「本」づくりであり、新潟という地域で根を張り、地域に必要とされる「本」づくりを行っていきたいと思います。「本」づくり、いい言葉ですね。

 

5月のテーマ

コミュニケーション能力を高めよう!

コミュニケーションとは、自分が伝えたいことを相手に伝えると同時に、相手の伝えたいことを自分で受け止め理解すること、だと思います。そこで一番大切なことは、相手の立場に立って、伝えたり、受け止めることです。そのコツは、その人のことを好きになること、だと思います。プライベートな場合は、好きではない人とコミュニケーションすることはないのですが、会社ではあまり得意ではない人とのコミュニケーションも必要になります。基本は、相手のことを好きになることですが、仕事上のコミュニケーションミスが起きないよう、必ず「口で伝えて、書いて伝える」を実行していただくようお願いします。